業務内容

※下記の表は右にスライドすると全体をご覧いただけます。

通常業務(一般染色)

染色名 目的 固定 備考 画像
ヘマトキシリン・エオジン(H&E) 一般染色 ホルマリン、各種固定液  
通常業務(一般染色)
ワンギーソン 結合組織 膠原繊維 ホルマリン、各種固定液    
アザンマロリー ホルマリン、各種固定液  
通常業務(一般染色)
シリウスレッド ホルマリン、各種固定液  
通常業務(一般染色)
マッソントリクローム 各種固定液、ヘリー、ツエンカーが良い    
ワイゲルト 弾性繊維 ホルマリン、各種固定液    
エラスチカワンギーソン(EVG) ホルマリン、各種固定液    
渡辺鍍銀法 細網繊維 ホルマリン、各種固定液    
メセナミン銀(PAM) ヘリー、ツエンカーが良いがホルマリンでも良い    
ズダンⅢ 脂肪染色 中性脂肪 ホルマリン 凍結切片  
オイルレッドO ホルマリン 凍結切片  
ズダンブラックB 中性脂肪
類脂肪
ホルマリン 凍結切片  
ナイルブルー 中性脂肪
酸性脂肪
ホルマリン 凍結切片  
PAS 多糖類 糖原 ホルマリンで良いがカルノア、純アルコールがなお良い  
通常業務(一般染色)
トルイジンブルー 酸性粘液多糖体 ホルマリンで良いがカルノア、純アルコールがなお良い    
コロイド鉄 ホルマリンで良いがカルノア、純アルコールがなお良い    
アルシアンブルー ホルマリンで良いがカルノア、純アルコールがなお良い    
PAS 中性粘液多糖類 ホルマリンで良いがカルノア、純アルコールがなお良い    
マイヤーのムチカルミン 糖蛋白
粘液蛋白
ホルマリンで良いがカルノア、純アルコールがなお良い    
コンゴレッド アミロイド ホルマリン、純アルコール固定    
フォイルゲン反応 核酸 中性ホルマリン、カルノア、純アルコール固定が良い    
メチルグリーン・ピロニン 中性ホルマリン、カルノア、純アルコール固定が良い (短時間で)  
PTAH 繊維素 ホルマリン、各種固定液    
サフラニンOファーストグリーン 軟骨細胞 ホルマリン、各種固定液    
ベルリンブルー ホルマリン、アルコール系固定液    
ターンブルブルー ホルマリン、アルコール系固定液    
コッサ反応 カルシウム ホルマリン、アルコール系固定液    
メチレンブルー 細菌 ホルマリン、各種固定液    
ギムザ 細菌 ホルマリン、各種固定液    
PAS 真菌 ホルマリン、各種固定液    
グロコット 真菌 ホルマリン、各種固定液    
チールネルゼン 結核菌 ホルマリン、各種固定液    
マッソンフォンタナ メラニン色素 ホルマリン、各種固定液    
ドーパ反応 ホルマリン、各種固定液    
ギムザ 血液細胞 ホルマリン、各種固定液    
コンゴレッド 好酸球 ホルマリン、各種固定液    
ゴモリーのアルデヒドフクシン ブアン固定液    
グリメリウス ブアン固定液、ホルマリン固定液    
マッソンフォンタナ ホルマリン固定液    
ニッスル 神経組織 ニッスル顆粒 ホルマリンで良いが純アルコールがなお良い    
トルイジンブルー ホルマリンで良いが純アルコールがなお良い    
クレシルバイオレット ホルマリンで良いが純アルコールがなお良い    
ハイデンハイン鉄ヘマトキシリン ツエンカー    
カハール法 神経原線維 ホルマリン固定液    
ボディアン法 ホルマリン固定液    
カハール法 神経膠細胞 ホルマリン固定液    
ホルツアー法 神経膠線維 ホルマリン固定液    
PTAH ホルマリン固定液    
オスミウム再固定 末梢神経 ホルマリン固定液    

免疫組織化学染色(IHC)

●免疫組織化学、酵素組織化学染色を行うにあたっての注意事項●
ストック抗体での染色条件検討業務始めました。
1次抗体を購入するより低価格で、サンプル(お送りいただいたブロック、固定組織、未固定凍結組織)に対する染色条件を検討させていただきます。
染色終了後、標本と共に試薬の調整方法、染色プログラムをお返しします。

固定から薄切の流れ

固定パラフィン包埋組織

1:10%(4%)中性緩衝(PBS)ホルマリンで24時間以上48時間以内の固定(室温)を行う。
2:自動包埋装置でアルコール→キシレン→パラフィンに置き換えパラフィンブロック作製。
3:ミクロトームで薄切→切片をシランコートスライドガラスに貼り付け乾燥機で乾燥。

固定凍結組織

1:10%(4%)中性緩衝(PBS)ホルマリンで24時間以上48時間以内の固定(室温)を行う。
2:固定終了後ショ糖液に置き換えドライアイス・アセトン・イソペンタン法でOCTコンパウンドに包埋。
3:クリオスタットで薄切→切片をシランコートスライドガラスに貼り付け冷風で乾燥。

未固定凍結組織

1:切り出した組織をドライアイス・アセトン・イソペンタン法でOCTコンパウンドに包埋。
2:クリオスタットで薄切→切片をシランコートスライドガラスに貼り付け冷風で乾燥。

前処理方法の種類

酵素処理 ペプシン、トリプシン、プロテナーゼK等
加熱処理 マイクロウエーブ、オートクレーブ
抗原回復液処理(株式会社 奈良病理研究所製) マイクロウエーブ、オートクレーブ
内因性ペルオキシダーゼ処理 過酸化水素処理
内因性アルカリフォスファターゼ処理 ブロッキング試薬使用
内因性ストレプトアビジン処理 ブロッキング試薬使用

染色方法

自動免疫染色装置(DAKO Autostainer)使用。
ABC(Streptavidin Biotin Complex)法 : 当社の標準法です。指示がない場合ABC法DAB発色(褐色)を行います。

2次抗体(ビオチン標識)

抗原名 適合種 免疫動物 メーカー
immunogloblin/Biotinylated mouse goat DAKO
immunogloblin/Biotinylated mouse rabbit DAKO
immunogloblin/Biotinylated rat goat DAKO
immunogloblin/Biotinylated rat rabbit DAKO
immunogloblin/Biotinylated rabbit goat DAKO
immunogloblin/Biotinylated rabbit swine DAKO
immunogloblin/Biotinylated goat rabbit DAKO

ストレプトアビジン

製品名 標識物 メーカー
streptavidin ペルオキシダーゼ DAKO
streptavidin アルカリフォスファターゼ DAKO
streptavidin FITC DAKO

検出方法

標識 発色基質 発色色調 封入剤
ペルオキシダーゼ標識試薬使用 DAB 褐色 疎水性封入剤
DAB(ニッケル) 青灰色 疎水性封入剤
AEC 赤色 水溶性封入剤
アルカリフォスファターゼ標識試薬使用 BCIP/NBT 青紫色 水溶性封入剤
BCIP/NBT・INT 褐色 水溶性封入剤
ファーストレッド 赤色 水溶性封入剤
ニューフクシン 赤色 疎水性封入剤
FITC標識試薬使用(* 緑色(蛍光) 水溶性封入剤

*蛍光顕微鏡 OLYMPUS BX51使用

In Situ Hybridization

プローブについて

オリゴプローブ、RNAプローブ、プローブをお持ちの場合でそれぞれ価格が異なります。
詳しくはお問い合わせください。

画像解析

画像解析
光学顕微鏡OLYMPUS BH-2
カメラ:OLYMPUS PM-10ADS

スライドから写真を撮影する。
画像解析
蛍光顕微鏡
蛍光で観察する。
画像解析
デジタルカメラ:OLYMPUS MCD-350
スライドからデジタルで写真を撮影する。
画像解析
Adobe Photoshop Elements バージョン: 3.0 (3.0×211)
撮影した画像を編集(合成、加工等)するソフト。
画像解析
Win RooF Ver.5.6
撮影した画像を解析するソフト。
(細胞数・面積・長さ等)
臓器名 作業項目
脳梗塞面積・体積
グリア細胞数・面積
黒質神経細胞数・面積、グリア細胞数・面積
線条体神経細胞数・面積、グリア細胞数・面積
海馬神経細胞数・面積、グリア細胞数・面積
血管数・面積
Apoptosis数・面積
アミロイド数・面積
神経 血管数
髄鞘数
髄鞘長径、短径、面積
心臓、血管 狭窄率
中膜面積,内膜面積、内腔面積、血管の長さ
平滑筋面積
マクロファージ面積
コラーゲン面積
MMP-1面積
血栓面積
梗塞面積
マクロファージ数
リンパ球数
好酸球数
好中球数
血栓数、面積
梗塞面積
肝臓 繊維化面積
Apoptosis数・面積
梗塞面積
腎臓 糸球体数、面積
メザンギュウム面積
Apoptosis数・面積
梗塞面積
臓器名 作業項目
前立腺 Cytokeratin陽性面積
精巣 Apoptosis数・面積
膵臓 インスリン分泌細胞数、面積
グルカゴン分泌細胞数、面積
ソマトスタチン分泌細胞数、面積
インスリン分泌mRNA細胞数、面積
筋肉 血管数、面積
筋線維面積
再生率
皮膚 マクロファージ数、面積
リンパ球数、面積
好酸球数、面積
好中球数、面積
サイトカイン数、面積
再生率
神経細胞数、面積
表皮、真皮、皮下組織の長さおよび面積
骨髄 Apoptosis数・面積
造血実質対脂肪細胞比率
梗塞面積
再生率
下垂体 Prolactin細胞数、面積
ACTH細胞数、面積
LH細胞数、面積
hGH細胞数、面積
HPL細胞数、面積
TSH細胞数、面積